清光寺は浄土真宗本願寺派の地方寺院で、創建100年を超えます。境内にある碑文には、清永久平氏は炭鉱等で大変た資産を築かれました。しかし奥様・嫡男を次々に亡くされ、世の無常を感じ悲しみのご縁から、お寺でのご法話を熱心に聞かれました。そして更なる教田開拓の為に私財を投じて、今の田川市夏吉に在った真照寺の寺基を移転して、明治44年に3年の月日を経て中泉の地に一宇を建立されたのです。直方市に同じ真照寺という本願寺派の寺院が在ったことから、清光寺と号し、初代住職を小倉の西方寺から迎え、大正6年に遷仏式がおこなわれています。
清光寺の本堂は、清永久平翁一人の財で、京都から宮大工をよんでご本山の阿弥陀堂を模したものです。それはとてもすばらしく、めずらしい筑豊炭田を象徴するそんな歴史をかかえています。